副業解禁がもたらす企業へのメリット3

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最近の副業に関する企業側の対応として、副業解禁をする企業が増えており、ニュースでも取り上げられるようになりました。

労働者側としては、スキマ時間を利用して副業でお金を得ることができる訳ですから、今後ますます副業をする人は増えていくでしょう。

しかし企業側としては、副業を認めることで、一体どういったメリットがあるのでしょうか?

副業を認めてしまうことで、仕事より副業に力を入れてしまう労働者が増えてしまったら、仕事の生産性や能率が悪くなってしまい本末転倒です。

果たして本当に企業にとって、労働者に副業を認めることはメリットのあることなのでしょうか?

実は副業を認めることは、企業側にとっても様々なメリットがあります。今回は実際の企業例と共に3つのメリットを紹介いたします。

副業解禁メリット1:副業で得た視野や知識は、結果として企業の成長に繋がる

本業で得た知識を生かして副業をする人は、さらなるスキルアップになりますし、本業とは全く関係のない副業をする人は、本業では得られることのできないスキルを習得することになります。

企業例として、ロート製薬は「もっと先の成長を産むためのダイバーシティ」を得るために副業を解禁しました。また自ら考え、行動する人材を育てたいと考え「社外チャレンジワーク」という副業を認める制度も導入しています。

このようにロート製薬は、副業を通して得た視野や知識、さらには従業員の意識が改革するため、今後の企業の成長に繋ながると考えています。グローバル化に伴って、様々な人種を取り入れる企業が増えましたが、ロート製薬はさらに一歩進んで「従業員の意識の多様性」に着目しているようです。

副業解禁メリット2:優秀な人材の確保|定着率の改善

年金問題や老後資金の不安から、副業を始める方も多いように、1つの企業に勤め、給料を貰っているだけでは、従業員のお金の不安は取り除くことはできません。

また一つの企業に勤めることは、従業員からみたら、リストラや会社の倒産リスクもあるわけですから、副業を始めるのはごく自然な考え方だと言えます。

しかし、企業がこのような社会の状況に対して、見て見ぬ振りをし続けて良いのでしょうか。

会社で副業を禁止にしていようが、確実に副業を始める従業員は増えていきます。さらに言えば、エネルギーの有り余っている優秀な人材ほど確実に副業をしています。

それにも関わらず、企業が副業制度を設けないのであれば、優秀な人材は副業を認めている企業に転職を考えるでしょう。

「副業禁止の会社では働きたくない」「我が社は副業禁止だから、副業OKな会社に転職しよう」と考える優秀な人材が転職し、企業に残ったのは受け身で仕事をする従業員となってしまえば本末転倒です。

ここで非常にユニークな例として、株式会社エンファクトリーは「専業禁止」制度を導入し、副業しなければいけない状況をあえて作っています。確かに意欲的な方が多いため、離職率は高いのは事実です。ですが専業禁止にしたことで残業時間が20%減少し、それ以上に人材の自立や育成に繋がり企業として成長を続けています。



副業解禁メリット3:副業はコストゼロの社員研修

副業をすることで様々なメリットがあることを紹介してきましたが、最後に従業員側に起きる「働くことへの意識の変化」に注目したいと思います。そして企業側は副業をめることで、無料で従業員の育成に繋がります。

まず副業をするためには、自分で営業をかけ、コスト折衝をし、仕事を受注しなければなりません。また継続して仕事をいただくためにクライアントのことを考え、常に100%以上の仕事をするようになります。

企業に属し、1つの企業の1つの部門で仕事をしているだけでは専門性はつきますが仕事を俯瞰的に捉えることはできません。しかし、このように副業をすることで仕事の全体の流れを俯瞰的に捉えることができるようになります。

さらに、個人一人の力だけで行なっていくので、自然と仕事をする力がつき、企業側から見ても非常に優秀な人材を育てる良い機会になります。企業側は副業を認めるだけなので、特に経費を使う必要もありません。いわばコストゼロの社員研修です。

しかし、副業に力を注ぎすぎて本業がおろそかにならないよう、企業側は対策を立てる必要があります。企業事例として、ロート製薬は許可制・届出制にしています。また日産自動車は休業日のみ副業を認めています。

休業日のみであれば、仕事が終わってから副業をすることを阻止できますし、許可制・届出制にすれば企業のイメージを損なう副業を禁止することもできます。

このように企業側は従業員が本業をおろそかにしないような制度を作る必要があります。

副業解禁まとめ

以上、企業側から見た3つの副業のメリットを紹介いたしました。戦後日本は、アメリカや西洋の模倣をして先進国へとなりました。しかし今は日本が模倣される側です。

近年、経済成長が問題視されていますが、副業を取り入れることで新たな風を巻き起こすのではないでしょうか。確かに新しいことを始めることに失敗は付き物です。

それでも企業が成長する可能性のあるものは試してみても良いのではと感じます。